TAKTOPIA HUB【レポート】〜教育ドキュメンタリー上映会〜
|こんにちは!
Taktopia media 事務局です。
3月のTAKTOPIA HUBでは教育ドキュメンタリー
“Most of Likely to Succeed” の上映会を行いました。
(イベントページはこちら)
日本語指導教材の会社で働く方や外資コンサルタント、東京藝術大学の博士課程の方、小学生・中学生のお子様を持つ親御さん方など多様なバックグランドの方々にご参加いただきました!
泣く泣く参加できなかった方も多かったので、様子をレポートにまとめました!
満足度ほぼ100%の上映会となりました◎
ぜひご覧ください♪
■”Most Likely to Succeed”とは
「人工知能 (AI) やロボットが生活に浸透していく21世紀の子ども達にと
詳しくはこちら!
■イベントの様子
最初に弊社山本よりTAKTOPIAのご紹介をさせていただき、
続いて、共同開催したFutureEdu Tokyoの竹村さんから映画の概要について説明がありました。
映画の舞台となったHigh Tech Highがどのような高校なのか背景を教えていただきました!
そして、いよいよ”Most Likely to Succeed”の上映です♪
【大まかな内容】
・先生が一方的に生徒に知識を与える伝統的な教育方法で良いのか。
・知識をただ一方的に教えるというこれまでの教育ではなく、あるテーマ(映画では「なぜ文明が起こりは絶えてしまうのか、そのメカニズムを分析し、発表せよ」)にしたがって各チームが形のあるものを協力して作る(劇やモデルなど)という課題を与える方法を紹介(High Tech High)
・この経験を通してチームワーク、リーダーシップ、失敗から立ち直る力を養うことができ、生徒たちが自信を持つようになる
・
ロボットに代替されないためには人間が創造力を発揮し、新しい価値を見出していく必要があるのではないか
・High Tech Highの手法を参考にしたいと訪れたある高校数学教師は、自分のクラスの最も成績が良い女子生徒から「テストで良い点が取れる授業をしてほしい。一つのことを深く探求するのは大学に入ってからで良い」という言われたことに驚いた。生徒が必要だと思うものと先生が重要と感じるものが違うというジレンマ
・High Tech Highに通わせている親の中には心配だという声もある。親にとっても賭けだと。
・High Tech Highの教育が正解というわけではない。「本当にこれで21世紀活躍できる人材になるのか自分たちもわからない。しかし、試験が終われば忘れてしまうような知識を教えるよりも、実際に生徒たちが変わっていく様子を見ているとこれは一生続くだけの影響力を持っているのではないかと感じる」(取材に応じたHigh Tech High の先生より)
・取材してきた学校には多種多様な教育方法が見られた。様々な方法や考え方があることこそが21世紀の学校現場に必要なことなのではないか(と締めくくられていました)
映画の後はグループに分かれてリフレクションを兼ねたディスカッションを行いました。
幅広いトピックで話が盛り上がりました!!
・知識 VS クリエイティビティという構造?
「クリエイティビティを育む取り組みに時間を割くと、教えられる知識の量はどうしても少なくなってしまう。」
「知識がなければ新しい価値を生むこともできないが、正解を答える訓練をされてきた人たちは問いを立てることがそもそもできない。」
・High Tech High でやられている教育は万人向けなのか。限られた対象なのか。
「チームワーク・リーダーシップに長けていることは万人が求められることなのだろうか。」
「限られた対象にしか合わないとしたら、他の人たちはどういう教育が良いのか」
・「先生も親も賭け」という言葉に共感した
「生徒や親が必要だと思っている教育と教育者が今後の社会を生きていく上で必要だと思う教育のギャップは試験があるから。」
「試験自体が変わっていかなくてはいけない。」
「しかし、クリエイティビティなどの能力はどうやって測るのか。」
などなど、興味深いトピックで様々な意見が交換されました。
みなさんの教育に対する熱い想いが感じられた今回の上映会◎
議論は尽きず、40分延長して終了しました!
普段教育関係者と関わらせていただくことが多いタクトピアとしても様々な方と語り合えとても良き刺激をもらいました。ありがとうございます!
また次回HUBでもお会いできますことを楽しみにしております♪
次回予告!
次回のTAKTOPIA HUBは4月20日(木)にフィジーの高校の校長先生をお招きし、フィジーの教育事情について伺います。さらに、日本の教育にも関連させ、多様な視点からディスカッションします!
詳しくは次回イベントページをチェック!
お申し込みはこちらから。
次回もたくさんのご参加を心よりおまちしております!