TAKTOPIA HUB 【レポート】〜最新!教育フィールドとしてのアジアを知ろう〜

こんにちは!
Taktopia Media 事務局です。
5月のTAKTOPIA HUBでは、アジアを舞台に第一線で活躍するゲストたちとともに
「学びの場としてのアジア」について意見交換を行いました。
(イベントページはこちら

今回は弊社のアジア地域統括(ベトナム在住)の小原祥嵩が
ベトナムを中心にアジアの現状、
そしてアジアを教育フィールドとして活用する意義についてお話しました。

アジアを舞台に事業を展開している方や
学校の先生、大学生や高校生、
アジアの教育に興味のある社会人など
バラエティーに富んだ方々に参加していただきました!

今回は、TAKTOPIAの春期スタンフォードのプログラム参加者である
聖光学院の姜 文煕(きょうふみき)さん(16)によるレポート記事です。
高校生の視点から見たTAKTOPIA Hubをお楽しみください◎

①

 

■イベントの様子

<当日の流れ>

・主催団体(Taktopia株式会社)の概要説明

・「教育研修」するならアジア?西洋?

・アジアの今

・アジアの学び場としての意義

・グループディスカッション
『日本からアジアを学びのフィールドとしてみた場合、どんなことが学べるだろうか?』

 

TAKTOPIA代表長井さんより会社についてご紹介いただいた後、

②

早速小原さんに教育フィールドとしてのアジアについてお話いただきました。

 

・初めての教育研修として行くべき国はアジア?西洋?

留学など教育研修を目的として初めて海外に行く場合に、アジアが良いか、英語圏が良いかを聞いたところ、

西洋の場合:

・「習ってきた英語が通じる」
・「アジアは怖いから、親に反対される
・「英語圏はグローバリゼーションの先を走ってる国だ」
・「北欧は教育先進地域だ」

アジアの場合:

・「同じアジアで親しい」
・「東南アジアは日本と同じように英語になまりがあり自信が持てる」
・「将来の活躍の場としてアジアは他の国々より現実的で身近」
・「同じアジアでも英語が話せる国が増えている」
・「アジア諸国に(英語力が)負けていることを実感させる」
・「間違ってもいいから話すということを学ばせる」
・「マーケットはベトナムにある」
・「アジアの中心はシンガポールだ」

など様々な声がありました。アジア各国に比べ、英語やビジネスなど多方面において日本は徐々に遅れをとり始めているように感じました。アジア諸国に行くことは、英語圏とはまた違った価値があるようにも感じました。

 

・アジア(ベトナム)の今はどうなっているのか?

ベトナムといえば!!

フォーや生ハム、ノンラーをかぶった人々、そしてベトナム戦争を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか・・・・・・

 

しかし、ここ10年でベトナムはとんでもない成長をしているのです!!

民族衣装を着た人々が行き交っていた通路に高速道路地下鉄ができていたり、食べ物は路上販売が中心だったがマクドナルドコンビニができていたり、そして団地ばかりだったのがほとんどマンションになっていたり・・・・・・

そう、ベトナムはバブル景気真っ盛りなのです!!

今やベトナムは生産拠点としての魅力を持ち、安くつくることから、巧くつくるという新たな消費市場としての威力が増しているのです!

 

ベトナムをはじめ、アジア各国は私たちの想像を超えるほど、すさまじい勢いで発展を続けているのであり、さらに10年たったときには、人々の活躍の中心の場になっているかも知れませんね。

③

 

・「アジア」学びの場としての意義

アジアには2つの余白があり、経済成長の先にある社会や暮らしの変化の創造と実現の関与があります。これを前提として、以下のような学びが得らるそうです。

①アジアに対する無自覚の優越感に気づき、体験に基づいてフラットでオープンな姿勢

②世界には様々な現状がそれぞれの歴史の延長線上として、同時に存在していることを実感する共時的視点と通時的視点

 

日本人の持つ強みはもはや過去のものとなり、知らずのうちに持ってしまっている優越感を捨てなければいけないと感じました。また、日本人にとってアジア人と一緒に働くため、日本と時差が小さい、アジアは治安が良いという利点があると小原さんは語っていました。

 

・ディスカッション

ディスカッションでは、『日本からアジアを学びのフィールドとしてみた場合、どんなことが学べるだろうか?』という議題で話し合い、各グループに発表していただきました!

「物を作るなど5感を使って世界観を広げる」

「保守的な親にアジアで勉強する大切さを知ってもらう」

「宗教観の違う中で自分の全体像を見て、具現化する」

「帰ってきた後に何が学べるかという目的意識」

などそれぞれのグループが濃厚な議論で盛り上がっていました!!

④

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⑥

 

「実は異文化が共存している国が多いアジアは、同じアジアでも多国籍な文化を体験し新たな視点を得ることができるのでは」という声も多く聞こえました。アジアにはまだ知られていない秘めた魅力がディスカッションを通してでてきたように感じました。

 

今回も時間が押すほどの熱い議論が繰り広げられ、実りの多き会となりました◎成長が早いアジア諸国から得られるものは計り知れないものだと感じました。今だからこそアジアに行く意味があるのかも知れませんね。

姜 文煕


今回の会は、アジアを教育フィールドとして考えるためのあくまでも「きっかけ」。
これを機に、アジアを教育フィールドとして考える仲間ができ、
より具体的にアジアを舞台としたプログラムを考える機会につながれば幸いです。

次回のTAKTOPIA Hubは秋以降!Facebookでもお知らせするのでお楽しみに 🙂