【Karenのぶっちゃけ留学記10】アメリカでは卒業=就職ではない?!
|こんにちは😊TAKTOPIAインターンのKarenです。
「アメリカ大学卒業者が語る海外留学。魅力的かどうかはあなたが決めて!」連載シリーズ
ついに第10弾です!
これまで大学生活について触れてきましたが、今回は多くの人が気になっているであろう、海外進学組の卒業後・就活事情について少しですがシェアさせていただきます!
前回の記事「アメリカの大学のパーティー事情」はこちらから。
・はじめに
日本の大学に進学した場合、3年になったあたりからインターンを探し始め、2月頃から本格的な就活が始まりますよね。就活サイトに登録し、大量にエントリーしESを書き、面談と呼ばれる面接に行き、6月頃には内定が出揃い就職先を決める。(時期は毎年少しずつずれるものの)これが日本の大学生の一般的な流れかと思います。
今日は私が知ってびっくりしたアメリカの大学生の卒業後の進路事情、そして日本人留学生の卒業後の進路の選択肢についてご紹介します。
・アメリカの大学生は卒業後ストレートに就職しない?!
卒業後について考え始めた留学2年目の頃、卒業を目前にしたアメリカ人の友人数人から話を聞いて愕然としたのが、アメリカの大学では「卒業=就職」ではないということ。
アメリカの大学では卒業前から卒業後の進路を決めているのはごくわずか。大抵の人が卒業してから考えるという感じです。これは日本ではあまりない考えなのでびっくりしました。
でも彼らからしたら大学を卒業するということはとても大きなことで 、皆声を合わせて” I need some time off (少し休憩したい)”と言うんです。そしてそれに対してアドバイザーたちも”Take your time, think about what you want to do. (ゆっくりこれからのことを考えたらいいと思う)”という風にサポートする。
日本の大学では「就職浪人」という言葉ができてしまうほど、卒業までに就職先が決まっていないのは致命的という考えがありますよね。でもアメリカではギャップタームやギャップイヤーなんて当たり前。これはアメリカの大学は入学は簡単、卒業が大変というのが大きく関連しているのかもしれません。
・大学院進学も当たり前の選択肢?
卒業後の進路についてアメリカ人の友人に質問した際、よく聞いた答えが「まだ分からない。卒業してからゆっくり考えるよ。・・・でも仕事を探しつつ大学院に出願してみるかな。」という答え。
日本では大学院への進学は基本的に理系の人がするもので文系はしてももったいないと言われがちですが、アメリカでは理系・文系に関係なく大学院への進学を考える人が多いのが現状でした。
私も文系だったため大学院の進学はそれまで考えたことがありませんでしたが、多くの友人が専攻に関わらず大学院への進学を考えているのを知り、将来的には自分も院へ進みたいなと思うようになりました。
・では海外進学した日本人留学生の卒業後の進路は?
留学生は日本人も含め、やはり卒業前に進路を決めないといけないのが現実。これは大学を卒業してしまうとビザが切れてしまうから。アメリカの残留したければOPTなどの選択肢を卒業前から考え、卒業後のビザを確保しないといけません。
私の周りの日本人の多くは、
1)アメリカに残りたいからOPTを取得する
2)ボスキャリで日本の就職先を探す
の2択がほとんどだったと思います。例外に、ボスキャリでアメリカ採用の内定をもらっている先輩もいましたが、基本的にボスキャリで内定をもらう=日本で数年は働くというパターンなので日本採用になります。これに合わせてボスキャリの前後の夏休みや冬休みに日本に一時帰国し、日本で就活を行っている人も多くいました。
*アメリカでの就職活動については私が書いた「はっちすたじおNY」の記事も参考にしてみてください!
・最後に
「卒業後の進路=これ」といった答えがなく、ゆっくりと時間をかけてやりたいことをするというアメリカらしい考え方には私も大きく影響を受け、私も卒業後半年以上のギャップタームを日本で取ることを決意しました。
内定先を辞退し、卒業時は内定先0・卒業後の進路も未定という状況でも何も不安に思わなかったのは、自分のペースで卒業後の進路を決める先輩や友人が周りにたくさんいたからだと思います(もちろん両親は私の将来に不安でしょうがなかったと思いますが・・・笑)。
日本帰国後就活をし直したので4月からは社会人ですが、今はフリーターとしてギャップタームを過ごしています。個人的に書いているブログ「ふぃ」を大切にでも一部アメリカでの大学生活についてや就職活動について、そして現在のギャップタームについても書いているのでもし興味があればぜひご覧下さい:)