TAKTOPIA HUB【レポート】〜世界最幸の国フィジーの校長先生と教育を語ろう〜
|こんにちは!
Taktopia media 事務局です。
4月のTAKTOPIA HUBではフィジーの校長先生をお招きし、
フィジーと日本の教育について意見交換を行いました。
(イベントページはこちら)
毎年日本人留学生を受け入れているフィジーの高校の校長先生をはじめとして、
校長経験のある学校経営者含め、計3名の教育関係者の方がフィジーからお越しくださいました◎
今回もこれまでのTaktopia Hub同様、
日本の大学生、フィジーの高校のOBOG、
中高生、海外の教育に興味のある社会人など
幅広い方々に参加いただきました!
■フィジーについて
◎フィジー基本情報
面積:1万8333km2(四国とほぼ同じ大きさ)
人口:837,271 人
首都:スバ Suva
民族:フィジー系 54.3%(キリスト教徒が多い)、インド系
言語:英語、フィジーでの標準語と各地域での方言
◎日本人留学生を受け入れている高校について
高校名:Ba Provincial Free Bird Institute (地元では”バプロ”と呼ばれている!)
校長:Meri Tora
生徒:500~600名(日本人留学生は約2~3割)。
カリキュラム:現地の生徒と同じように全て英語で受ける授業に加え、レベル別英語強化クラスもある。
■イベントの様子
<当日の流れ>
・主催団体(South Pacific Free Bird株式会社とTaktopia株式会社)の概要説明
・フィジーの教育事情
・今回の日本での視察内容
・ディスカッション
(1)フィジーの教育の良いところ
(2)日本の教育の良いところ
(3)日本とフィジーで新しい教育の形を作ろう!
・フィジーの教育事情
フィジーには日本と同じように制服もあり、板書が基本的なスタイル!
そしてラグビーがとても強いのです!
特に今回お招きした校長先生はラグビーのコーチとしてもご活躍され、2016年のリオオリンピック金メダルチームのメンバーを輩出しているほどでした。
全体的に寛容な国なので、プレッシャーがなくリラックスして学べる環境なのが特徴的です◎
一方で、時間にルーズな傾向があり、Fiji Timeで動いているとおっしゃっていました(笑)
3Dプリンターやタブレット等のICT機器が充実している学校を訪ね、
テクノロジーの導入が進んでいることを実感されました!
また、アクティブラーニングを推し進めている学校での視察では
アクティブラーニングにより生徒主体で学ぶスタイルを目の当たりにし、
生徒のやる気を盛り上げるのが先生の役割という教師論についても言及されていました。
・ディスカッション(1)・ディスカッション(2)
最初のディスカッションでは日本とフィジーのそれぞれの教育の良いところを話し合いました。
日本の教育:
「部活があって先生の責任感が強い」
「規律があって、設備も整っている」
フィジーの教育:
「若い時からの読書量が多いから、論理力が鍛えられる」
「先生たちが愛を持って生徒に接している」
「家族との関わりが多いから家庭も教育の場となっている」
というような意見が出ました。
・ディスカッション(3)
日本とフィジーで新しい教育の形を作ろう!というトピックで、日本とフィジーが協力してできるより良い教育について考え、各グループにアイディアを発表しててもらいました。
「姉妹校提携をして、お互いに生徒を送り合う」
「先生同士の交換も行うと良いのではないか」
など短い時間でのディスカッションにも関わらず様々なアイディアが出ました。
■先生方からのメッセージ
先生方も参加者の方々も笑顔の溢れた活発な意見交換がなされました!
「フィジーが幸せの国なのは、物質的に何も持っていなかったとしても相手への奉仕の精神があるからなのだ。」
“We don’t teach the students what to learn, we teach them how to learn.”(私たちは生徒に学ぶべきことを教えているのではなく、学び方を教えているのだ。)
「フィジーでやっていけたら世界中どこでもやっていけるようになる!」
など印象的なお言葉がたくさんありました。
先生方からの真剣に生徒と向き合う気持ち、フィジーののんびりした大らかさから、あたたかさをとても感じました。時間感覚などの違いを発見したと同時に目上の人に対する礼儀や規律を守る文化など日本とフィジーの意外な共通点も発見できました◎今後もフィジーと日本で学び合えるよう交流を深めていけたら良いなあと思いました!
次回予告!
次回5月TAKTOPIA HUBは5月29日(月) アジアで留学する意味とは?!
アメリカやイギリスなど西洋の国ではなく、アジアの国ならではの西洋では学べない・アジアだからこそできる成長や経験について、弊社小原よりお話させていただきます♪
詳細についてはTAKTOPIA Facebookページにて随時更新していきます◎