【Karenのぶっちゃけ留学記11】一度は経験したいアメリカの卒業式!
|こんにちは😊TAKTOPIAインターンのKarenです。
「アメリカ大学卒業者が語る海外留学。魅力的かどうかはあなたが決めて!」連載シリーズ
前回の記事では卒業後の進路について書かせていただきました。
今回、第11弾では卒業式について取り上げます◎
日本の大学の卒業式と比べながらぜひ読んでみてくださいね!
第10弾「アメリカでは卒業=就職ではない?!」はこちらから。
・はじめに
これまでの記事でも書いた通り、入学よりも卒業が難しいアメリカの大学では卒業というのはとっても大きなライフイベントです。日本だと卒業式は3月に行われる一回、服装はスーツか袴といった特徴がありますが、アメリカではどんな感じか知っていますか?
今日は日本の大学とは異なったアメリカの大学の卒業式の特徴をご紹介します。
・申請しないと卒業できない?!
私が卒業にあたってびっくりしたことは、申請しないと卒業できないということ。逆を言えば、卒業したくなければ申請をせず、一生卒業しないという選択肢があるということ(笑)
アメリカの大学では一般的に、単位が揃った人から卒業することができます。単位がどれだけ早く揃うかはその人次第。そのため卒業したい人は事前にオンラインで卒業申請をしなければいけません。中には敢えて夏に卒業したいから単位が全部揃っていても一学期居残ることを決める人や、単位数は揃っていてもまだ勉強したいことがあるからと卒業申請をしない人も。
・一度は着たいガウンとキャップとサッシュ
アメリカの大学の卒業式といえば、やっぱりガウンとキャップとサッシュかなと思います。
実は卒業式に出席したければ、ガウンとキャップの購入は必須なんです!私の在籍していたストーニーブルック大学ではレンタルがなかったため基本的には全員大学のブックストアで購入しなければなりませんでした。お値段はだいたい7000円ほど。高いですよね〜!また、色も大学ごとに決まっており選ぶことはできません。でも、日本では袴を卒業式に着るのが一般的なので、それにかかる費用に比べたら安いとも言えるのかも・・・?
*一部の人は去年の卒業生などから中古のものを譲ってもらったりしていましたが、その場合キャップについているタッセルが2016などと古い年のものがついていました・・・!また、卒業式に出ないことを選び、購入しないという人も。
そしてもう一つの定番といえば、キャップのデコレーション♪それぞれの個性が帽子にでる感じやアメリカらしくユーモア溢れるものが描かれたりしているのがとっても好きで、私ももちろん挑戦しました。これが意外と難しくて時間がかかる・・・!
私は卒業式にふさわしい前向きな言葉 “The Best is Yet to Come(これから最高なことが起こる)”をチョイス。華やかなデコレーションにするか迷ったあげくシンプルなものに止めておきました。とっても気に入ってます:)
・夏にも冬にも卒業式が?!
少しすでに述べましたが、アメリカの大学では卒業式が年に2回あります。一般的には夏(5月)に卒業するのが定番のため夏の卒業式は規模が大きく盛大に行われます。冬(12月)の卒業式はかなり小規模で、雪が降ったりする時期でもあるので少し寂しく感じるかなという印象です。
また、私の大学では夏の卒業式は卒業生が多すぎるため、卒業生全員が出席対象の卒業式では全員の名前は呼ばれないかわりに学部ごとに卒業式が別に行われそこで個人の名前が呼ばれるという仕組みでした。私の場合、全員対象の卒業式とアジア学部の卒業式、経営学の卒業式、そしてHonors対象の卒業式と4種類の卒業式にでました。
私が出席した2017年5月の全員対象の卒業式の動画はこちら。アメリカの大学の卒業式では有名人がゲストスピーカーとしてスピーチをすることで有名ですが、私の卒業式では映画Back to the Futureの主人公を演じたことでも、パーキンソン病を発症したことでも知られているマイケル・J・フォックスでした。彼も実は私の大学(ストーニーブルック大学)で博士号を取得。その関係でスピーカーに選ばれたようでした。
・最後に
袴を来てみたかったなという思いも残っていますが(笑)、人生に一度しかない大学の卒業式をアメリカで経験できたのはとてもいい思い出として残っています。
他の人よりは短く、大学生生活ははたったの3年間でしたが、その分毎日がとても濃く、卒業式はやっぱり感慨深いものでした。
さて、次回はついに最後の連載です!私がアメリカでの3年間で得た変化についてご紹介します。お楽しみに〜!!!